震度5強のち、家を目指した話(後編)

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森下から歩き出したときには既に12日となっていました。
てくてくと歩く道には多くの家を目指してあるく人々がおりました。
町のお店のシャッターには「寒い中ご苦労様です!」と激励が書かれていたり、閉店しながらもトイレを貸しているお店など、東京も捨てたものではないなという気持ちになりました。

江東区を抜け、江戸川区を歩き続けると、とうとう自分の前後にあるく人影はなくなっていきました。
さすがに心細くなり、都営新宿線の一之江駅に差し掛かったとき、再度電車に乗ることにしました。
既に2時になろうとしていました。
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震度5強のち、家を目指した話(中編)

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23時をすぎたころ私はとうとう会社を出発しました。
都営大江戸線、そして都営新宿線の運転再開が決めてとなりました。

実際にはこの時点で政府からの職場待機を勧める案内が出ていました。本来なら会社をでるべきではなかったのでしょう。
でも、既にいてもたってもいられなくなっていたのです。理性と行動が伴わないことというのはほんとにあるんですね…。
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震度5強のち、家を目指した話(前編)

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3/11 14:46
おそらく忘れられない一日の一つが幕を開けました。
私にとってこの地震は、今までに体験したことのない大きなものでした。
被災地ではまだまだ被害の全貌はつかめず、被災された方は不安な夜を送っているものと思います。
心配でなりません。ただ助けは必ず来ることを忘れないでください。
日本は決して被災地を見捨てません。

今回は地震が起こってから帰宅するまでの顛末を記しておこうかと思います。
備忘録として、また自戒の念も込めて。

そのとき、私は職場におりました。
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