震度5強のち、家を目指した話(中編)

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23時をすぎたころ私はとうとう会社を出発しました。
都営大江戸線、そして都営新宿線の運転再開が決めてとなりました。

実際にはこの時点で政府からの職場待機を勧める案内が出ていました。本来なら会社をでるべきではなかったのでしょう。
でも、既にいてもたってもいられなくなっていたのです。理性と行動が伴わないことというのはほんとにあるんですね…。

私は当初こんなルートを考えていました。
都営大江戸線月島駅乗車→森下駅で都営新宿線に乗り換え→都営新宿線本八幡駅下車→徒歩で南船橋駅へ
しかし、この計画はもろくも砕け散りました。

甘かったのです、予想が。
私も含めた都内にとどまっていた人々が、復旧した大江戸線に殺到していることは想像できたのですが、まさかあんなに多いとは。
私は月島駅で一本やり過ごし、すし詰めをこえた社内に意を決して挑みました。
この調子で森下駅で乗り換えようと思ったところで、目を疑う事態に直面しました。
ホームから人が溢れてるのです。
そして、来た電車には数人単位でしか乗れていないのです。

私はここで電車に乗ることを諦めました。
歩こう、と決めたのです。

森下駅で地上に出て、Google マップを開きました。正直事前に調べて、徒歩だと五時間かかることは知っていました。
でも、進みました。
既に時計は0時をまわり、12日になっていました。

後編へ続く

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