月の土地を買うと、誰かが高笑い。シャレとしては弱いし。

シャレだと言ってポチッとなする前に、すんごい高笑いしている人を思い浮かべた方がいい気がする。

2月14日は、女性から男性に気持ちを託して贈るバレンタインデー。
本命の彼に。お世話になっているあの方に、職場の同僚に、
せっかくの贈り物なら他にない特別なプレゼントで喜んでもらいたい。
そんな時におすすめなのが、『月の土地』バレンタインギフト!
男性に人気の『月の土地』をバレンタイン限定で、宇宙チョコレートをセットにしました。

引用元: 大切な人に『月の土地』 Happy Valentine.

今や火星や金星の土地まで販売しているとは。

この会社で権利書を買えば、月の土地を本気で所有できると思ってる人(思った人)には、当然として宇宙条約について教えてあげてください。
宇宙条約はれっきとした国連決議で可決された条約で、宇宙、天体の国家による領有権の主張を禁止したものです。その条約の穴をついたのがこの月の土地商売。
以下、Wikipedia抜粋。

天体の領有禁止についても、国家の領有のみを禁止しているなど、曖昧な部分がある。通常、所有権は法令の範囲内において効力がある権利と解される為、国家の領有が禁止されている以上、私人の所有においても同様に禁止されると考えられるが、それを否定する考えも存在する。この問題を解消するために1979年の月協定(月その他の天体における国家活動を律する協定)では天体の領有、天体における天然資源の所有が私人を含めて一切禁止された。しかし月協定については批准・署名国がきわめて少数にとどまり、現在でもルナエンバシー社などが月の所有権を主張している。

引用元: 宇宙条約 – Wikipedia.

個人についての明確な言及がないので、勝手に売買している状態にあるのが現在なのだ。
つまりは、みんなが月に行ける時代が来て
「ここは俺様の祖先が2009年2月14日付けで買ってるから、俺のものだ!」
と子孫が主張しても、国家はその領有権を放棄した状態にあるので、法的に守ってくれることはないということ。

容易に想像できるのは、個人が月に行ける時代には新しい条約が制定されて、個人の宇宙に対する権利が明確化されると。そして、ルナエンバシーを相手取った集団訴訟が始まるという事態。

「そんなことは知ってるよ。シャレだよ、シャレ」
って言って購入する人(購入した人)も、1回考えてみた方が良いかも。夢を買うという言葉がありますが、その場合はどこかで誰かが笑っているものですよ。

もし、おいらが本日をもってアステロイドベルトの小惑星の所有権を主張して商売を始めても買いますか?
「なんと月の半分の大きさもある小惑星が大特価3000円!」
夢もあります。ロマンもあります。どうですか?

買いませんよね。ただの大学院生の戯言と言ってスルーしますよね。

ルナエンバシーのデニス・ホープ氏も何ら変わらないことをしています。違いは企業というスタイルをとってもっともらしくしてることと、国連やアメリカなどに所有権を主張して華麗にスルーされていることぐらい。

スルーは許可じゃないよね。

あー、おいらも起業して国連に華麗にスルーされようかな。んで、ロマンを買ってください。シャレを買ってください。って商売しようかなぁ。

誰かの高笑いを大きくするのって、あんまり気持ちが良くないと思うドロンコなのでした。

[関連サイト]
月の土地が個人所有にならない理由 – 教えて!goo.
月の土地について。 – 教えて!goo.
ぬぬぬ? 月の土地の権利書? 訴訟はご自分で @21世紀最大の詐欺事件になるか?.

月球儀 (日本語版) 1100万分の1 【渡辺教具】

「月の土地を買うと、誰かが高笑い。シャレとしては弱いし。」への1件のフィードバック

  1. 『すんごい高笑いしている人』= ZUTTO株式会社の松本靖行氏

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください